産後のニキビがひどくなるのは
・睡眠不足
・乾燥
・栄養不足
産後はホルモンバランスの乱れや肌質の変化でニキビが出来やすくなります。
ただでさえ出来やすいニキビを更にひどくさせてしまう要因は産後の環境です。
育児だけでも大変なのにさらにお肌のトラブルは精神的にもなえますよね。
夜中の授乳、夜泣きなど、産後のママが最も多く実感するのは睡眠不足です。
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌します。
正確には入眠してから最初の3時間に、深い眠りにつく事でより多くホルモンが分泌されます。
なので、すぐに目を覚ましてしまう、纏まった眠りが取れないという状況は肌のターンオーバーを遅らせてしまうのです。
母乳育児をしていると、摂取した水分が母乳へと送られるため、母体は水分不足に陥ります。その結果、肌が乾燥して肌荒れを引き起こしてしまいます。
冬場は特に、赤ちゃんが寒くないように暖房機器を一日中点けている、という事も多いです。
水分不足の肌で乾燥した室内にいれば当然、肌の水分はますます失われてしまいます。
母乳に送られるのは水分だけでなく、摂取した栄養も同じです。
しっかり栄養を摂らなければと意識していても、自身の事は疎かになりがちです。
これらの環境が、ホルモンの変化で敏感になっている肌に、更なる負担となるのです。
その結果、ひどい産後のニキビが繰り返し出来てしまうようになります。
チェックしたい事
・洗顔後の肌がつっぱる感じがする
・肌ケアにかける時間が減った
・イライラする事が多い
産後は確かに肌荒れしやすい時期です。
勿論それには個人差があり、その人自身の生活スタイルでも変わってきます。
産後のニキビがひどいという人に、チェックしてほしい3つの事があります。
洗顔後、肌がつっぱったような感覚はありませんか?
産後の肌は、敏感になっています。
これまで使っていた洗顔料が、肌への刺激になってしまっている可能性があります。
敏感肌用の洗顔料へ変更するようにしてみましょう。
産後、肌ケアの時間が減っていませんか?
おそらく、減っている人が大多数だと思います。
お風呂上りなど、赤ちゃんの着替えやケアに追われ、自分のケアはどうしても後回し+短縮になってしまいます。
オールインワンの化粧品など、短時間で出来るスキンケア用品への変更がおすすめです。
イライラしていませんか?
慣れない育児、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れ……それらはどれも、イライラを引き起こします。
人の体は繊細であり単純です。
何かが欠けたり、乱れたりすればたちまち、心のバランスもおかしくなってしまいます。心に余裕がなくなると、肌荒れなど体の不調へ繋がっていくのです。
当てはまるものはあったでしょうか?
小さな“違和感”であっても、気付くことがあったなら、改善することをおすすめします。
これ以上悪化させないためには
・リフレッシュの時間を作る
・完璧になりすぎない
・化粧を極力しない
では、ひどいニキビをこれ以上悪化させないために何をすべきでしょうか?
睡眠不足、栄養不足、洗顔や化粧品などを改善出来たなら、心のケアもしてあげましょう。
毎日毎日、赤ちゃんと2人きりの時間を過ごしていると、息が詰まりそうになる時もあると思います。ママにも息抜きは必要です。
週に2~3時間でも、1人でリフレッシュ出来る時間作りましょう。
旦那さんが休みの日に、少しだけ赤ちゃんを見ててもらう。
市町村のファミリーサポートやベビーシッターさんにお願いする。
実家や義実家に協力してもらう。
赤ちゃんのお世話を頼れる方法はご家庭によって様々だと思います。
赤ちゃんにもママにも安心できる環境が一番ですね。
1人目のお子さんの育児に多いことですが、“完璧なママ”を求めすぎるのは避けましょう。
『育児も家事も完璧で、お洒落も出来て毎日キラキラしてるママ!!』
そんな理想を持つのは悪い事でありません。
ですが、そうなろうとするあまり、ご自身を追い込むのは良くないです。
育児書は参考にするものであって、その通りに進めるものではありません。
家事なんて、多少手抜きをしても、そこまで支障はありません。
上手に自分を甘やかせてあげて下さい。
敏感になっている肌に毎日のように化粧をしてしまうのも、良くはありません。
仕事をしているママは難しいかもしれませんが、出来るだけ化粧を控えるようにしましょう。
例えばスーパーなど、近場への買物なら、化粧はせずにマスクをして出かけるなど工夫をしてみましょう。
皮膚科で治らない?
・ホルモンバランス
・塗り薬
・産婦人科の受診
それでもニキビがひどい、という場合は、一度皮膚科を受診するのをオススメします。
けれど、「ニキビは皮膚科では治らない」という説もあります。
実は「治らない」というのは半分正解といえます。
というのも、ニキビのメカニズムにはホルモンバランスの影響が大きいからだという理由があります。
皮膚科はあくまで皮膚の専門であり、ホルモンの改善をしてくれるわけではないからです。
ですが、表面的な症状をおさえる薬などは処方してもらえます。
受診する際は、「産後ニキビ」であるという事をちゃんと説明しましょう。
肌ではなくホルモンバランスから治したい、という場合は、皮膚科ではなく産婦人科の受診をしてみましょう。
産婦人科なら、ホルモンバランスを整える薬が処方してもらえます。
まとめ
産後のニキビがひどいと、憂鬱になってしまいますよね。
ですが、改善する方法もある、いつかは治るものである、とあまり悩み過ぎないようにして下さい。
コメント